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『義兄』そして次の配信の無料キャンペーン予告








アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。



『義兄』



   ★ ★ ★

「顔を踏んで欲しいんだ、けっ飛ばしてくれたっていい、そうすれば俺、ほら、見てくれ、俺の恥ずかしいとこ、ほら」
 義兄が自分のズボンのチャックを下ろし、アレをつかみだした。それはいつからか知らないが、完全に勃っていた。先端には先走りさえ滲んでいて、ヒクヒクと首を振っている。
 変態。
 頭の中にはっきりとこの言葉が浮かんだ。きっと顔にも出たのだろう。義兄はおれの目を片時も逃さず見上げていた。なのに股間のアレはいっそう激しく首を振り上げた。
「……にいさん、そんなに、こういうのが、好きなのか?」
 何かゾクゾクと悪寒のようなものが背中を這い上がってきた。
「あ、良平、」
 おそるおそる、おれは足を持ち上げた。そうして義兄のそこを踏みつけた。
「はああっ、良平、そうなんだ、こうして欲しいんだ、俺、ひっ!」
 靴下の裏側に、義兄のヌメリが染みこんでくるのがわかった。越えてはいけない一線を踏み越えようとしていると感じていた。だが強く踏めば踏むほど、義兄は苦しげに、しかし頬を赤らめて喘ぐのだった。

   ★ ★ ★




 同じ屋根の下に暮らす姉の夫。
 家業を継ぐため婿養子に入った義兄との禁断の関係が描かれる。

 ゲイ官能小説。

 初出『ジーメン』(『SM-Z』だったかもしれません)。







以下、予告です。
無料キャンペーンの予告。


ゲイ官能小説を初めて『さぶ』に掲載してもらってから
そろそろ二十五年経ちます。

たしか今頃の季節の『さぶ』だったんです。
十月売りか十一月売りの号だったはず。
当時、二十歳でした。
それが今は四十五歳。
人は誰でも年を取る。
当たり前のことだけど、やっぱりびっくり……。



今まで、何周年記念、みたいなことって考えたことなかったんですが、
 (単純にそういうこといつも忘れているから)
今回はたまたま覚えていたので、やってみることにしました。


こないだから書いている書き下ろし作品が
ちょうどリアル路線で、
ちょっと罪深い感じで、まあ、小玉オサムらしいかなあ……、
と思ったので、これを二十五周年記念作品ということに。


で、三話完結なんですが、
その第一話で無料キャンペーンやろうかと考えています。


 
配信そのものは今週の金曜日からはじまるようにもう設定済みなんですが、
無料キャンペーンへの登録は配信がはじまらないとできない仕様だったので、

配信が始まってもすぐには無料にならない可能性があります。

ご注意くださいませ。




アマゾンのunlimited(読み放題のやつ)サービスご利用の方には、
無料キャンペーンとかって直接関係ないかと思いますが、
無料キャンペーン中に無料で購読しておけば、
unlimitedサービスをやめた後も手元にとっておけるはずなので、
よかったらどうぞ。






 
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プロフィール

osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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