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『先生は尺八タヌキ』と『多聞先輩』








アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。



『先生は尺八タヌキ』



   ★ ★ ★

 その日の午後だった。たしか木下とかいうガタイのでかい生徒に廊下で声をかけられた。
「あの、先生、ちょっとすいません……」
 木下はガタイはでかいが大人しいタイプで、授業でも目立たない。直接話したこともそれまでは一度もなかったと思う。
「なんだ? 授業のことか?」
「いえ、その、あの……、島野に聞いて……」
 ドキッとした。でもまさかと思い直して聞き返した。
「な、なんの話だ?」
「タヌキ先生が、その、……しゃぶってくれるって」
 自分で言っておきながら木下は顔を真っ赤に染めていた。それでもとにかく、イタズラとかからかいじゃなく、この木下もゲイなのだということはすぐにわかった。にしても、こんな奥手そうな奴のくせしていきなりすぎないか?
「お前なあ……」
「僕、まだ経験がないんです。お願いします、尺八、してもらえないでしょうか」
「おい?」
「たのみます!」
 深々と頭を下げられた。木下は真剣そのものという様子だった。まいったな、だいたいあの島野の奴、なに考えてやがるんだ?
 でもまあ、訳知りの友だち同士だったら話すだろうなとは思った。俺だって生徒の頃に教師相手にヤッたりしたら、ゲイの親友には絶対に話しただろう。そもそもが一番性的なことに興味のある年頃なのだし。
 それにしても困った。
 木下は真面目な奴だ。下手に突っぱねたら傷つけてしまうかもしれない。間違ったら自分に魅力がないからと思わせてしまうかも? こいつはガタイがでかいし真面目公務員タイプの顔立ちだからゲイの世界じゃけっこうモテそうなんだが……。
 それにしても、こいつまで俺のことタヌキと呼んだよな?
「先生、僕じゃダメですか……」
「いやいや、そういうことじゃないって、そのな……、わかったよ、一度だけだぞ?」

   ★ ★ ★





 教師と生徒、その禁断の関係……!

 ですが、今回は明るく軽いタッチになっています。
 まだ二十代だけどタヌキとあだ名される柔道部顧問の教師が男子生徒たちに尺八奉仕を要求されて……。


 書き下ろし作品。









ここ四週間は書き下ろしを連続して配信したんですけど(たまたま)、
『続・先輩とオレ』以外はどれもかなりストレートな読み切りのポルノ。

こういう物語性のほとんどない短い読み切りって書くのもはやいし、
もうちょっと物語のある続き物なんかと比べて、出もよい……。

はやく読めるわけだし、重たくないし、使いやすいのだから、
もちろんこういうものもどんどん書いていくつもりではありますが、
でも、やはりこう続けて書いているとちょっと飽きてくる……。

というわけで、次の書き下ろしはもうちょっとしっとりしたやつにしたいと思ってます。
明日からとりかかる予定。

なので今週の配信からは旧作を何回か続けて出していきます。









先週発売となったゲイ雑誌『バディ』さまに僕の小説がのっています。


タイトルは『多聞先輩』。
挿絵は市川和秀先生です。


先輩に筆下ろしされる系のお話。
明るくてキュート系。

若返ってこんな先輩に筆下ろしされたい。





筆下ろし……、と今書いていて思いついたんですけど、
自分ってどんな男を相手に筆下ろしをしたのか覚えていない……。

舐められたり・舐めたり・キスしたりの初めての相手というのは、
だいたいこんな人だったよな~、と覚えている。

しかし、挿入した相手というと、いつ頃、どんな人が相手だったのか……。

挿入したり・されたりという内容を含んだ性行為自体、
相手の数は少なめのはずなのにわからないって、問題でしょうか?

それとも、よくあるパターンなのかな……。


頭おかしい?











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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューして28年目に入りました。かなり本格的なおじさんになっているはずなんですがピンとこない。と思っていたら鼻毛が飛び出していた! 耳の中もサワサワするから耳毛チェックしないと。スマホに接続して使える内視鏡みたいなやつを前に買ったの使って確かめないといけないとここ数日考えているんですが、面倒で放置しています。この怠惰な心こそがおじさんになったことを証明しているのかな。
ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
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