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『性悪婿Ⅱ』








アマゾンKindleストアで配信はじまりました。



『性悪婿Ⅱ』


   ★ ★ ★

 その夜、風呂を浴びようと妻から着替えを受け取って廊下に出た時だった。階段の踊り場で、彼と娘がキスを交わしているところを見てしまった。二人は私に気づいて笑いあいながら上がっていき、寝室に入っていった。まだまだ新婚なのだから、当然のことだ。それはわかっている。だが私の心の中で、なにやら黒い感情が、嵐のように渦を巻くことは止められなかった。
「なんて事を、私はあれの父親なんだぞ……」
 独りごちて脱衣場に入った。服を脱ぎ、風呂場の明かりの下でアレをつかみ、尿道をよく見た。心なしか、いつもより広がっている気がする。まだムズムズしていた。尿道の入口が少し赤く腫れている? また勃ってきた。
 したい、と思う。右手でアレをつかみ、左手は自然と尻に触れていた。
「う、ああ……」
 私の肛門はいつからか、自分の指くらいすんなり飲み込むようになっていた。どこを探れば感じやすいのかもわかっていた。前と後ろを一緒にいじれば、すぐに出せるだろう。だが、いいところまでいく前に、頭の中に彼の声が聞こえてきた。
 俺に断わりなく漏らすんじゃないぞ?
 手が止まった。逆らえないのだ。彼に抱かれたいと思う。さっきダイニングでされたキスを思い出してしまう。なんてことだ、私は一日中、あの婿のことばかり考えている。なのにあの男は、私が見ていることを知っていて娘にキスをしていた。女には興味がないと言っていたくせに、好きなんじゃないか。
 私は湯船につかり、顔をこすった。どうかしている、こんなこと、いつでもやめられるのだ。私は元々男のことなどなんとも思っていないのだ、男など……。尿道が疼いていた。
 風呂を出ると、ちょうど廊下に彼がいて、便所のドアを閉めようとしているところだった。
「こい」
 彼は私の目を見て低い声を出した。妻と娘は、と私は考えた。だが、ためらいはせずに便所に入った。彼に求められ、心が弾んでいたのだ。
「飲みたいか?」
 彼は私の顎をつかんでニヤリと顔を笑わせた。ついさっきまで、こんなこといつだってやめられると考えていた私なのに、彼の手に触れられていると考えるだけで、心まで燃える。
「あ、ああ、飲みたい、たのむ」
「小便だぞ」
「え」
「これからあんたの娘を抱いてやらないとならないんだ。だから父親のあんたには小便しかやれない」
 彼はニタニタと笑い続けていた。私は怒りで歯ぎしりさえして、便所を出ようとした。だがそこで彼に腕をひねられ、狭い便所の中で床にねじ伏せられた。
「痛いっ、やめてくれ」
「俺が飲めと言ったら飲むんだ。でないと二度と相手をしてやらないぞ?」
「そんな、私だって、」
「口を開けろ」
「んっ、むうう、」
 口の中に太いのを押し込まれた。私はなんとかそれを吐き出そうとした。壁を殴りさえしたのだ。だが口に入って来たとたん、彼が勃ってきたのだ。それはかたく、太く、力強く脈打っていた。ああ、これは私のものだ、私だけの……。力が抜けてしまった。

   ★ ★ ★




 さわやかで明るい青年が娘と結婚。二世帯同居の生活がはじまって半年。
 性悪な婿の「調教」を受け、舅は実の娘に黒い嫉妬心を燃やすまでに。

 『性悪婿』B01JO8ASSMの続編。

 ほとんどが性的なシーンになっています。

 初出『ジーメン』(『SM-Z』だったかもしれません)






『性悪婿』はⅢまであって、その後、五年くらい後だったかに
スピンオフの『性悪舅』を書いたので、
まだ今週、来週とシリーズをつづけて配信する予定です。






Kindle読み放題ですが、やはりはじめの一週間くらいと比べて、
出る数が落ちてきている……。

サービス加入のみなさま、ぜひともよろしくお願いいたします。






ひとつケチなこと思いついたんですけど、
Kindle読み放題って作者が読んでも
数字はカウントされるんですよね、きっと……。

で、読み放題サービスってはじめの一ヶ月は無料。

ということは……。



こんなこと書いてると
どんだけケチでいやらしい根性なんだと言われそう。

ケチでいやらしいのは事実だけど。




あまりにも数字が出なくなったら、
退屈な時にやるか……。
(BIGで六億円が当たったらやりません)
















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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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