Entries

『オレの彼氏はおまわりさん②』








アマゾンKindleストアにて配信はじまっています。


『オレの彼氏はおまわりさん②』(全三話)



   ★ ★ ★

 制服姿の警察官が自分のベッドの上に横たわっている。
 妄想が現実になった、と矢田部は考えていた。オレのベッドにおまわりさんが寝転がって待っているのだ、オレのことを……。
 三秒とかからず矢田部は勃◯した。
 頭に血が上っていた。夢中で斉藤にのしかかった。すがるように抱きついて、汗ばんだ首筋に鼻先を押しつけて匂いを嗅いでいた。こんなことしてていいのかな?と考えていた。いきなり「ダメだ!」とはねのけられて逮捕されるかもしれないのに……。それでも我慢できず舌をのばしていた。斉藤巡査の肌を舐めて塩辛さを味わって鼻息を荒くした。
「あの……」
 声をかけられてハッとした。体を起こすと間近に目と目が合った。斉藤の手がのびてきて顔をつかまれ引き寄せられた。
「ん、んう……」
 唇が重なっていた。斉藤の舌がゆっくりと唇を舐め、隙間から口の中に入り込んでくる。
 矢田部にとってそれはファーストキスだった。
 死んでしまうんじゃないかと思うほどドキドキしていた。濡れた舌と舌の絡まり合うヌルヌルとした感覚は想像していたものとはまるで違っていた。キスなんてただの雰囲気だろうと高をくくっていたのだ。口が臭かったりしたらもう最悪なんだろうし、と。
 しかしそういう次元の話ではなかった。唇と唇が重なり合い、舌と舌が濡れて触れあうだけで、まさに恍惚としか呼びようのない状態に投げ出されていた。大げさな話ではなく、そういう特殊な空間に放り出されたような実感があるのだった。
「ん、んあ、あ、う……」
 矢田部はかたく目を閉じていた。鼻息を荒くして舌を突き出していた。ズボンの下で◯起した一物がビーンと張り詰めていた。ただキスしているだけで体中が熱くなり、一物に血が集まってくるのがわかった。
 オレのファーストキスだ……。

   ★ ★ ★



 ついに念願叶っておまわりさんの彼氏ができた!
 しかしフラれたデカ長も気持ちがおさまらず、その誘惑に斉藤巡査も負けてしまう……。

 書き下ろしゲイ官能小説。
 全三話の中編にあたります。






中編というか、第二話になります。

ゲイ雑誌に書いていた感覚が抜けず、
長めに書く場合、二回連載か三回連載の分量で考えるクセがあります。

その方がやりやすいからたぶんずっとこのまま。
一気に最後まで通しで話をつくっていくの難しくなってしまった……。

で、第一話では出会うまでだった二人がだんだんいい雰囲気になっていくこの中編。まだまだお互いにぎこちなく、しっくりきていない二人ですが、はたして……。


今週金曜日には最終話となる③を配信する予定です。


よかったらお願いします。




やる気がある時にやっちゃおうと一日に三本ブログ更新してしまいました。
よかったら前の記事も読んでくださいませ。



スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR