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『陸士たち②』









アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。



『陸士たち②』


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「やっと見つけたぞ、小島」
 俺はぎょっとしながらも、さっと辺りに視線を走らせた。他の追っ手は見当たらない。格闘技じゃ林田にかなわないことはわかっていた。だが、足なら自信がある。俺は林田に背を向けて一目散に森の中を走り出した。すると、十メートルと行かない内に、俺は派手にすっ転んだ。打ち身にうめきながら見ると、地面のあちこちに、草や木の枝で足かせがつくってある。林田が俺の腕を後ろ手にねじりながら言った。
「敵があそこからあらわれたんなら、当然こっちに罠があるはずだろうが? 教えたよなあ?」
「くそっ!」
 林田は荒縄のようなもので手早く俺を縛り上げ、草の生えた地面に転がした。ニヤニヤ笑いながら、俺の尻を撫で上げる。
「仲間の場所吐かせるのに、ゲリラが何するか知ってるか?」
「やめろ!」
 それは浜野の声だった。次の瞬間には、浜野は勢いよく林田に殴りかかっていた。訓練生が教官に抵抗するのは厳禁なのだが、浜野は本気で林田に襲いかかった。
「邪魔すんな!」
 林田はそのごつい体に似合わず、軽い身のこなしで浜野の一撃をかわした。浜野は格闘技の授業ではトップに近い成績をとっていたが、まるでかなわない。林田は無駄のない動きで浜野を投げ飛ばし、思い切り蹴りあげた。
「グウッ!」
「俺に歯向かうなんぞ百年はやい。ま、いい見物客ができた。お前は黙ってゲリラのやり方を見ておけ」
 林田は浜野を木の幹に縛り付けた。それからゆっくりした歩調で俺に歩み寄ってきた。
「やめろ」
 俺は林田のニヤケ顔をにらみつけた。救いを求めるように浜野を見るが、浜野はぐったりとしている。
「たのむ、せめて浜野のいないところでしてくれ」
「なんだ、恥ずかしいのか? きっと、よけいに興奮するぞ」
「やめてくれ!」

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若い新米自衛官の青春ストーリー。

ゲイであることをひた隠しにしてきた小島二士を中心に、男同士の恋と苦悩、そして自衛官のありあまる精力の行く末が描かれる。

四人の若い陸士(陸上自衛隊員)たちと一人の陸曹が出てきます。

二十年ほど前に書いた四回連載小説の第二話。

初出『ジーメン』。








DLサイトでは全四話まとめたバージョンがすでに売られています。



アマゾン版は自分で校正をしているので、
ごく一部ですが直しも入ってます。
たいした差じゃないです。










ツイッターでちょっと書いたんですが、
先日、中古のiphone4sを買いました。
32GBのやつが8500円。
ソフトバンクのやつみたい。

なぜ今、iphone4sなのかというと、
5、5s、6、6s、SEと後継機がたくさん出てるせいで、
中古が安いから。
wifiでしか使うつもりないからどこのでもよかった。
ipod touchのかわりなので。
そう、音楽再生専用機として買ったのです。


去年の夏前くらいからapple musicを使っていたんですが、
手持ちのiOS端末はiPadのみなので、
たとえば出かけた時とか、車とかで使えなかった。
(使えないわけじゃないけど)

でもandroid版のapple musicアプリが出るって話だったので待ってたんですよ。
が、秋にやっとベータ版が出たと思ったら
手持ちのxperia z ultraは対応しないの。
OSのバージョンは対応しても、
どうやらタブレットははじかれてしまうらしいんです。
xperia z ultraは携帯電話のはずなのに……、
でかいからか……。

それでも正式版になればきっと対応してくれるはず、
と待っている間に、
google play musicというのがはじまっていることを知りまして。

似たような音楽聴き放題サービスで、
洋楽が中心というところもapple musicに近いらしい。
こちらはandroid版だけでなくiOS版のアプリもすでにリリース済み。
はじめの一ヶ月は無料ということもあって、
二月のはじめだったかに乗り換えてみたんですが……。

これを聴きたい、というのが決まっていて、
そのたび検索してアーティストや曲を探す場合には
両方とも似たような使い勝手なんだけど、
たとえば新作をテキトーに聴いていきたい、
という場合には、googleのはイマイチなんですよね。

というのは、新作が紹介されてるとこを見ると、
googleのはほとんどが邦楽で埋め尽くされちゃってるんですよ。
僕がおもに聴くのは洋楽なので、邦楽の新作情報はなくていいのに……。
ジャンルごとに表示できればまだいいんだけど、
できない感じだった(使い方が悪かった可能性もある)。

appleのも新作の欄には邦楽がたくさん出てくるけど、
洋楽と半々とかのバランスだからまだマシだった。
そもそもジャンルごとでも新作表示できるしで、まだ見やすい。


それと、googleのはiOSのアプリで聴いている時は安定してるんだけど、
xperiaで聴くとちょくちょく再生が止まってしまう。
たぶん最新の速いスマホならきちんと動くんだろうけど……、
そもそもがandroid用のサービスのはずなのにね。
しかたないんだろうけど、androidなんだから。


で、iphone4sです。

ツイッターのフォロワーさんが中古を買ったとつぶやいているのを見て、
その手があったか!と調べると、
4sまでは最新のiOSも入るし、apple musicも使えるらしいと判明。
値段も安いから、音楽再生専用と割り切れば古くてもいいやと購入しました。

というわけで、再び乗り換えてapple musicに今は戻ってます。





定額制の音楽聴き放題サービスっていろいろありましたよね。
古くはナップスター(タワーレコードがやってたような記憶)、
それが日本から撤退した後にソニーのmusic unlimitedがはじまって、
それも日本から撤退しちゃって困っていたら、
awaとかlineミュージックとか、つづけてapple music、
google play musicとはじまって。

他にも携帯のキャリアがやってたサービスがあったようですが、
j-popが中心ぽかったので興味わかず。

日本には上陸しないままのサービスもありましたね。
本来日本在住者には利用できないサービスなんだけど、
IPだとかクレジットカードを
アメリカのものにおきかえるサービスを使えば日本でも聴ける、
という裏技なんかもネットでは紹介されてたり……。

music unlimitedが終わった後、けっこう本気で導入を検討したなあ。

僕は飽きっぽいので、その時、その時でいろいろな音楽を聴きたいのです。
だけど曲単位で、たとえばyou tubeなんかで探して聴いたりなんだりは
めんどくさい。
そもそもアルバムにしか入ってない曲じゃyou tubeに出てこないだろうし、
探しようがない。
気になったものをかたっぱなしからCDで買えればいいんだろうけど、
お金が続かない。

だから聴き放題サービスってほんとちょうどいいんですよね。

アーティストにお金があまりいかないって話も聞くので、
どうなんだろうとは思うけど……。

しかしおそらく、電子書籍の世界も似たような流れになっていくんじゃないですかね。
つまり、読み放題サービスってやつ。

そういうのあまりいいイメージないかもしれないけど、
たとえばお金出してまで読む気にならないけど、
読み放題に入ってるならちょっと読むか、
という程度の興味の持ち方でも、
やはり読まれないよりはいいわけだし。

というか、少しでも作家にお金入るわけだし……。










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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
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