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『寿司屋の大将がカーセックス② 俺の息子』そして神戸旅行







アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。


『寿司屋の大将がカーセックス② 俺の息子』


   ♥ ♥ ♥

「あれ見てくれ」
 岬の向こうにラブホテルの看板が遠く見えていた。
「ああいうとこってのは、やっぱり男同士は入れないもんか?」
 なぜだか、尚人は顔を赤く染めて目をあわせようとしない。
「わかんないよ、でも……、自販機でお金払って鍵が出てくるようなとこかも」
「だったら試しに行ってみるか」
「大将のとこに戻ってからだっていいよ?」
「今お前を抱きたいんだ」
 渋る尚人の腕をつかんで立たせ、車に戻った。俺が運転して岬の向こうまで走っていく。途中で看板通りに細い道に入ると、古ぼけたラブホテルの建物が見えてきた。一階がすべて駐車場になっている造りで、目隠しなのかのれんのようなゴム板が入口に垂れている。俺はスピードをゆるめて中に乗り入れようとした。するとゴム板の手前でいきなりブレーキがかかった。
「なっ、なんだ!」
「あ、ブレーキアシストってやつかも」
「なんだそいつは?」
「自動ブレーキだよ。障害物があると踏まなくても勝手にブレーキがかかっちゃうんだ」
 何度アクセルを吹かしても、そのたび、車は止まってしまう。ゴム板ののれんのせいで進めないのだ。
 その間に、もう一台、後からやってきた車が横を通り過ぎていった。古いセダンで、すんなりゴムののれんをくぐって駐車場に入っていく。俺も負けてなるものかとアクセルを踏むが、そこで尚人が言った。
「あれ、満室のランプついちゃったよ」
「なんだって?」
「今の車で満室なんだよ。最後の一部屋だったんだ」

   ♥ ♥ ♥



 『寿司屋の大将がカーセックス』B01BPYQX3M の続きとなります。

 ノンケだった寿司屋の大将が親子ほど年の差のある若い尚人と好き合うようになるまでを描いたのが『寿司屋の大将がカーセックス』でした。
 今回、二人は恋人として付き合うようになりますが、男同士の恋にまだまだ不慣れな大将と、妻子持ちとばかり付き合ってきた尚人の間はそうそううまくいくものでもなく……。

 ほんわかゲイ官能小説第二弾。

 ついに大将が受けを……。







というわけで第二弾になります。

元々は前後編の二回で終わりのつもりで考えていたんですけど、
あと一回か二回続くと思います。

しかしタイトル縛りでカーセックスを入れないと格好つかない話。
次はどうしよう……。

でも次からはまんま続く話というわけじゃないから、
タイトル変えてもいいか。


ちなみに今回の話は
もう誰が読んでも次がどうなるかわかる、
というベタなフリと
予想通りのそのままな展開になっています。

次どうなっていくんだろう?
って話もいいですが、
こういうのもいいかな、と。







家族で神戸に行ってきました。

うちの母、割と日本中に行ってる人なんですが、
なぜだか姫路城は見ていないということで
じゃあ姫路城を見に行こうという話からはじまって。

で、姉と姪っ子と四人で行くことになったんですけど、
新幹線とホテルのパッケージだと三泊四日で
だいたい一人四万円。

それが飛行機とホテルのパックだと一人三万ちょっと。

成田までうちの車で行って預けるお金、
関空からのレンタカー代、高速代、ガソリン代を全部足しても、
新幹線のパックより四人だと安い。

母も七十五なので荷物あんまり持たせられないし、
車の方が楽だろうと。


姉が免許をうっかり失効していて、
運転できるのが僕だけだったのが若干きつかった。
っていってもこういう時、姉はまず運転しない人だから、どっちにしても一緒だったけど……。


旅行の感想。

・お城は思ってたよりスケールがでかかった。あれで中にリアルな蝋人形の侍たちがやたらいたら面白いのになと思った。
・六甲山の展望台に車でのぼっていったら夜景がすばらしかった。
  (世界の夜景格付けで二十位らしい)
・神戸牛はほんとびっくり価格。たしかにおいしいんだけど、お金持ちだけが食べればいいと思う。貧乏人の目には触れないようにして欲しい。
・『ことりっ◯』というガイドブックをたよりに町歩きをしたら目当てのお店がたくさん潰れていてオシャレ店商売の厳しさを知った。
・神戸の中華街は横浜の中華街より良心的な値段の食べ物がたくさんある印象だが、姉が食べたがって買い食いした北京ダックは中華街の入口と真ん中辺りでは見た目ほぼ一緒なのに値段がかなり違う。
・ホテルのそばのショッピングモールにハワイ発の朝食レストランがあった。テレビで東京店の取材映像を何度か見たところ。東京店はいつも一時間二時間並ぶのが当たり前のようだが神戸ではすぐに入れてよかった。あのくらいじゃないと入らないよね。
・千葉も運転マナーの悪さでは定評があるが、神戸のドライバーはウインカーを使わない人がかなり多い印象。千葉でも一緒だけど、ウインカー使うのがダサいとか思ってるのか、ウインカーを使う心の余裕がないのか……。
・香港粥のお店でランチを食べていたら、となりの席のギャル二人組が香港旅行計画を語り合っていて、一人はディズニーランドに行きたい、マンゴーデザート食べたいと言い、もう一人は、食べ物のためにわざわざどこかに行くとかありえへん~、と返していて、関西弁のやりとりが楽しかった。しかしあの二人は旅先で強烈な喧嘩をするだろうなあ。






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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
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