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『鉄砲 前編(全三話)』






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『鉄砲 前編(全三話)』


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 良人とおれは親友同士だった。この村じゃ唯一の同い年の男で、ずっと一緒に育ってきた。性に目覚めたのも同じ頃で、猥談している内にマスのかきっこをするようになり、キスしてみようか、抱き合ってみようか、しゃぶりあってみようかと関係が深まった。きっと、お互いを想い合う心もあったと思う。だけど照れはあるし、そもそも男同士で心を寄せ合うということ自体が、二人ともよくわかっていなかった。世の中にはそういう男たちがけっこういて、国によっちゃ結婚までできるとテレビでは言っているが、この村じゃ考えられないことだ。この村では男はみな女と結婚し、子どもを作る。
 だから二人でよく将来のことを話した。良人は村役場に勤めているから、やっぱり村を出る気はない。ここらで暮らしてる男たちとおんなじように、そのうち嫁さんもらって子ども作ることになるだろう。でもさ、嫁さんの目を盗んで男同士の遊びくらいできるよな? で、夜は酒飲んで眠る。それでいいじゃないか?
「キスするぞ」
「歯磨いてきたか?」
「いいだろ、そんなこと」
「くさいのやだよ」
「いやがってもするぞ、んー」
「んっ、んう……」
 ちょっと強引にしてやれば、良人は本気で嫌がったりしない。きっとこういうやりとりが好きなんだろう。おれは良人の口の中をべろべろ舐め回してやった。最近はこうして、おれが良人を可愛がってやるのが普通になっていた。良人も可愛がられる方が性に合ってるみたいだ。おれは良人の手をとって自分のちんぽに押し当てた。キスだけでもうビンビンだ。痛いくらいかたくなってる。今日も二発は出しておかないと後が困りそうだ。一発良人の口か手で出すと決まっていた。それともう一発はできたら……。
「んっ、すげえかたくなってるよ、三太のここ」

★★★★★


山村に暮らす純朴な青年。
猟師だった祖父に習った鉄砲撃ちが得意だった。
幼なじみと男同士の関係があり、楽しくやっていたが、猟友会として熊撃ちに出て不幸な事件を起こす。
東京へ逃げた青年をやがて待ち受ける数奇な運命とは……。

ゲイ官能小説。

初出『ジーメン』。
三回連載の前編。


一代記ものとなります。






すいません、他の原稿を書かなくちゃいけなくなって、
『よし坊とおっちゃん2』の配信遅れます。



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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューして27年目に入りました。ピンとこない。だけど鏡を見るとそこにはおじさんがいるから間違いないんだよね。保湿につとめていきたいと思います。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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