Entries

『弁護士 高山雄治』






アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。


『弁護士 高山雄治』


   ★★★★★

 ホテルの駐車場に車を駐めると、おれたちはそろって上着を体の前に持って歩いた。受付を済ませてエレベーターに乗り込むとまた手を握られた。それだけでおれは体を熱くした。そんなおれのことを竹林さんはとても強い目つきで見つめてきた。本当に、おれのことだけを見てくれている感じだった。
 部屋に入るなり竹林さんはおれを抱きすくめた。キスをした。舌と舌を絡ませあって、たっぷりと唾を交換した。おれはたまらない気持ちで竹林さんの体にすがりついた。おれたちはズボンごしに熱くなったものをゴリゴリとこすりつけあった。
「んっ……、ふう、雄治」
「うん?」
 竹林さんはぐるりと部屋の中を見回した。シングルベッドが二つ並んでいて、寝間着がたたんでおかれている。
「これじゃなくて……」
 竹林さんはブツブツつぶやきながらバスルームに入っていった。風呂に入るのかと思っていたが、湯を出す音は聞こえてこない。戻ってきたら、その手にタオル地の紐を持っていた。バスローブの腰ベルトだ。
「もう二度と僕から逃げられないようにしてやるからな」
 竹林さんは真面目な顔で言ったのだ。それでもおれは笑ってしまった。まだベルトの意味がピンときていなかったのだ。
「どうやって?」
「これだ。縛ってやる」
 バスローブの紐で手首を縛られた。タオル地で柔らかいから痛くもないが、後ろ手に拘束されると急に心細くなる。だけど逆らう気持ちは少しもなかった。竹林さんにならなにをされてもいいとおれは考えていた。
 おれたちは部屋の真ん中に向かい合って立っていた。竹林さんはおれのシャツのボタンをはずしTシャツをまくりあげた。
「前よりたくましくなったな……、少し太ったか?」
「ひっ、あっ!」
 太い指先がさわさわと乳首を撫でていた。たったそれだけのことでおれは体を震わせてしまった。竹林さんはおれの胸をいじりながら、まじまじとチノパンの股間を見下ろしていた。乳首を刺激されるたびに一物が反り返ってファスナーの横に形が浮かび上がる。
「感じるか?」
「うん……」
「よし」
 竹林さんが一歩後ずさった。後ろ手に縛られてチノパンの前を膨らませているおれを見据えながら、ネクタイをゆるめてベッドに腰かけた。そしておれと目をあわせたままスラックスのファスナーを下ろした。
「あ」
 ファスナーの中にボクサーブリーフが見えた。先走って濡れていて、亀頭のくびれまで形がはっきり浮かび上がっていた。おれは思わず唾を飲んでしまった。
「先に風呂入った方がいいかい?」
 竹林さんが聞いた。おれはじれったくなって首を横に振った。
「そんなのいいよ」
「はやく舐めたいか?」
「舐めたい……」
 おれは自分から竹林さんの足下に膝をついた。ファスナーから覗くブリーフに顔を寄せた。竹林さんがつかみ出すのを待てずに、濡れたブリーフごとくわえこんだ。縛られた格好のまま、大人の男の蒸れた匂いを嗅がされて、なんだかせつない気持ちになってしまった。おれは夢中で先走りの水分を唇で吸った。
「じかに舐めさせてやる」

   ★★★★★




 政治家を父に持ち、裕福な家に育った高山。将来の夢もなく、親に言われるまま弁護士を目指している。
 恵まれた環境にありながら、なにかもやもやとしたものを胸に抱えた少年が大人の男へと成長していく姿を描いた、ゲイ官能青春小説。
 書き下ろし作品。

 注意。『弁護士 高山雄治』は『学生 高山雄治』B00JQXHOCOの続編になります。

 『弁護士 隈吉源三』http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00A3FN2HA/ シリーズで主人公隈吉の恋人だった高山雄治の、学生時代を描くスピンオフ作品。






 前作『学生・高山雄治』の無料キャンペーンまだやってます。
 たぶん月曜日の夕方まで。

 よかったらあわせてどうぞ。








ツイッターの方では紹介してたんですが、秋になってからつくった鞄とか。

彼氏用




丸底




小さなショルダーバッグ




貴重品バッグ




あと今年も干し柿できました。




スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューして27年目に入りました。ピンとこない。だけど鏡を見るとそこにはおじさんがいるから間違いないんだよね。保湿につとめていきたいと思います。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR