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『夏休み - おれと先輩とおっさんと』






アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。


『夏休み - おれと先輩とおっさんと』


   ★★★★★

「おっ、まだ出てんのか、ちくしょ、俺もたまんなくなってきた」
「あっ、ああっ!」
 出したばかりで敏感になっていたのに、岡安さんは少しも容赦してくれなかった。ケツでおれのちんぽをむさぼったのだ。おれが体よじって悲鳴をこらえている姿を見ながら、音たてて腰を振って自分でちんぽをしごく。おれは焦っていた。口に出してくれるって約束じゃないか、そう思って無意識に口をパクパクさせていた。岡安さんはそんなおれを見てニヤリと笑い、唐突に腰を浮かした。ズルンッとちんぽが抜けた快感におれはうめき声漏らした。その口に濡れたちんぽを押しつけられた。
「ん、んう」
「すぐ出るぞ、うっ、おおう……」
 ドロドロと熱いザーメンが舌の上にあふれた。おれはせつなかった。うっとりしていた。あー、なんだろ、この感覚。頭の中が真っ白だ……。


 翌日の昼間、先輩が米の配達でやってきた。おれはドキドキしていた。先輩はそしらぬ顔だったけれど、見送ろうと外に出ると小声で言った。
「マジでびっくりしたよ」
「あ……」
 やっぱり見られていたのだ。一瞬で顔が熱くなった。と同時に鳥肌も立つ。おそろしかった。だけど先輩はニヤッと笑った。
「でも、これでお互いに秘密がバレたってことだな」
 おれは心底ホッとした。
「先輩……」
「こんな田舎なのにな?」
 先輩の笑い顔を見て、確かに、とおれも思った。こんな片田舎でこんなことって普通ない。それともみんな、裏ではきわどいことしてるものなのか。
「ホッとしたよ。言いふらされたらどうしようって悩んでたんだ」
 先輩は軽くおれの肩をたたいた。
「あんな大胆なことしておきながら?」
「バカ。ああいう時はちょっと違うだろ。こう、頭の中がおかしくなってるんだ。夢中でさ」
「へえ」
「お前もそうじゃないのか? じゃなかったら男なんかと……」
 そこで先輩は口をつぐんだ。店の中から従業員の一人が出てきたのだ。すぐに自転車で行ってしまったが、もう話は一段落ついていた。だけどおれはもっと話したかった。
「先輩、今夜でも、先輩の部屋に行ってもいいスか? もっと話したいスよ、おれ」
「べつにいいけど」
 店の中に戻ると厨房から岡安さんが手招きしていた。他の従業員の目を盗んで、裏口から外に出る。でっかいゴミ箱の横でズボンからちんぽを引っ張り出してみせた。もう半勃ちだ。おれはすぐさましゃがみこみ、それを舐めた。我ながら要領つかんだな、とは思うが、改めてこのおっさん強い人なんだなと驚いていた。夕べおれの口に出した後、もう一度おれの勃ちっぱなしをケツに入れて自分でしごいて出したのに、今日になったらもう元気だ。おれは鼻鳴らしてザーメンを飲み込んだ。
「俺の味と匂い、覚えたか?」
「あの、はい……」
「マスかく時も俺のことだけ思い出せよ?」
 すばやくしまい込むと先に厨房の中に戻っていった。おれは強い日差しに汗だくだ。なのに体の奧からどんどん熱がわきだしてくるような感じだった。

   ★★★★★






 大学の長い夏休み。実家に呼び戻され、家業の食堂を手伝う主人公。夜、自分の部屋で休もうとしていると、向かいのアパートに、たくましい体つきの男が薄着でくつろいでいる姿が見えてくる。それは高校時代の先輩、上戸だった。
 声をかけようか迷っていると、上戸の部屋に年上の女が訪ねてくる。女は上戸に手錠をかけて……。

 いつも強引なSのおっさん従業員、そして受け身なMのノンケ先輩、同時に二人の男と関係を持つことになる主人公の青春ストーリー。恋も愛もわからぬまま、一夏のSM体験が続く。

 ゲイ官能SM青春小説。

 初出『Super SM-Z』。








これ、ほとんど忘れていた作品なんですが、
たしかSM-Zに書いたものだったと思うんですが…。
自信がない。
でも、たぶんそうだったと思います。

で、いちおうSM小説ではありますが、
すごく痛いとか、すさまじく屈辱って感じでもないし、
若い男の子の青春ストーリーなので、
けっこう気軽に読めてエロい、というテイストになってます。


Kindle unlimited対象になっております。
読み放題サービスご加入の方、よかったらどうぞ。





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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューして27年目に入りました。ピンとこない。だけど鏡を見るとそこにはおじさんがいるから間違いないんだよね。保湿につとめていきたいと思います。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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