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『オレの横チンを見てくれ!』と『弁護士隈吉源三①&②』






アマゾンKindleストアにて配信始まりました。


『オレの横チンを見てくれ!』



   ★★★★★

「どうぞ」
 声をかけられていた。木の根元にしゃがみこんでいる男だった。オレはその声に身をすくませてしまった。
「ええと……、どうぞって、なにがですか?」
「だから、順番待ちしてたんでしょ? 舐めてあげるよ」
 背筋に鳥肌が立った。もうゾクゾクと。
「じ、自分、ホモじゃないんで」
「あ、初めての人? 大丈夫だよ、手と口なら男も女もないから」
「なに言ってるんスか……」
「でも、その格好はあやしいなあ」
「は?」
「隠さなくていいんだよ、ほんとはお仲間でしょ?」
「仲間?」
「だから、組合員ってこと。だってそんな露出の多い格好でうろつくなんて、普通、ホモでしょ?」
 なんでそうなるのかちっともわからなかった。
「いや、あの、ほんとに違うスよ、自分は見られたいから薄着してるだけで」
 言ってしまってから、しまったと思った。
「見られたい?」
「ええと……」
「もしかして、露出ってこと? 人に見られたくてそんな格好でうろうろしてるの?」
「まあ、そういうことス」
 どうしてだか、素直に認めてしまったのだった。相手がホモと思うからだろうか。ホモに隠し事してもしかたないと考えたのか。
「なるほどね、それならなんかわかる。そっか、そういうことかあ……、おもしろいね」
 男はジロジロと意地の悪い目つきでオレを見てきた。その目つきがなんだかやばかった。薄暗いなのに、気配でそういうのはよくわかってしまう。まるで遠慮がないというか、品定めするような目つきというか、……、なんだかウズウズしてきてしまった。
「だったらおれにも見せてよ?」
「あ」
「見られたいんだろ?」

   ★★★★★


 住宅街の中にあるごく普通の公園。
 家の中で煙草を吸わせてもらえない男たちがサンダルつっかけやってきてはニコチンを充填していく。
 煙草の火が強くなったり弱くなったり、よそから見ればホタルのよう……。

 連作「ホタルの交尾」シリーズの⑦。
 続き物ではなく、毎回読み切りの一話完結ですが、つながっている部分はあります。

 この第七話では、ノンケの露出男が主人公。
 昼間はやり手の営業マンとして評価の高いデキる男なのに、夜は誰かに見られたくてほとんど裸のランニングウエアでうろうろ。若くてかわいい女の子に見られるのが理想だが、やがて見られるだけなら誰でもいいと考えるようになり、ホモなら見られても通報されないと気づいて……。


 ゲイ官能小説。
 書き下ろし新作。








[小玉オサム文庫] の【弁護士隈吉源三(1)&(2)】


デジケット様にて配信始まりました。


『弁護士隈吉源三①&②』


弁護士隈吉源三

元医師の新米弁護士、隈吉源三は33才にして著名な法律事務所に就職する。事務所には高校時代の同級生高山雄治がいて、二人はコンビを組んで依頼人の抱える問題を解決していく。
背が高く二枚目で家柄もいい高山に、顔も体もずんぐりむっくりの隈吉はコンプレックスを抱くが、そんな隈吉に、高山はずっと好きだったとすがるように告白。性に奥手だった隈吉は、高山、そして事務所所長の大塚からも関係を迫られる。真剣な高山の想いから、隈吉は男同士の恋というものを少しずつ知っていく。
初出『月刊サムソン』のシリーズ第一弾。


弁護士隈吉源三(2)(前編・後編)

元医者の新米弁護士隈吉源三は張り切って仕事に取り組んでいた。しかし恋人の同僚弁護士高山雄治は最近妙によそよそしい。男同士の恋の世界に入りたての隈吉は戸惑うばかりで、なぜ高山にはねつけられるのかわからない。高山の元恋人である竹林弁護士の登場で、初めて嫉妬心を抱く隈吉だったが、弁護士事務所の所長、大塚やバーで出くわした見知らぬ男とも関係を持ってしまう……。
初出『月刊サムソン』のシリーズ第二弾。


こちらはKindleで配信しているものをまとめたバージョンで内容は一緒です。













今度の週末のコミックマーケットでケモノ本の新刊が出ます。

企画原案はHide&Seekさん
挿絵はエンボス先生
そして小説が僕です。

時間と場所はこちら。
8/12 東エ29a

また、8/13 日曜日 東ひ10a
道楽奇行(ドウラクキコウ)さまにて委託も。
(お世話になります。ありがとうございます)



(すいません、僕は行かない予定です。引きこもりだから…)






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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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