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『父と息子の性教育』



父と息子の性教育父と息子の性教育
(2015/04/01)
小玉オサム

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『父と息子の性教育』

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「やろうとしたけど、出なかった」
「普通にやったんだろ?」
「普通ってなに?」
「だからその……、友だちとはそういうこと話さないのか」
「友だちがしてるって話は聞いてるけど、自分じゃ話せないよ、恥ずかしいじゃんか」
 こんなことを父親に話すなんてやっぱりおかしかったのかもしれない。自分がとても悪いことをしている気がしていた。
「とにかく、父さんに話してくれてよかった」
 父さんがまっすぐ僕の顔を見つめていた。怒ってる感じじゃない。
「え?」
「父さんうれしいぞ」
「なに言ってんの?」
 よくわからなかった。だけど、父さんがすごく気を遣ってくれているのはなんとなく伝わってきた。
「このこと、母さんには言わないでよ」
「わかってるって」
「信用していい?」
「もちろんだ。男同士の話だしな」
 父さんは真面目な顔でうなずいていた。話してよかったと僕は思った。急に、父さんがすごくたのもしく見えてきた。味方になってくれたという感じがする。
 だから思い切って言ってみたのだ。
「ねえ、父さんはちゃんと出るんだよね。……出すところ見せてくんない?」

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



 お父さんにしか話せない息子の悩み。そして、息子を持つ父親の苦悩。
 父と息子の性教育はどこに向かうのか……。

 とてもストレートな内容になっています。
 きわめて真面目な性教育をテーマとしていますが、読む人が読むと独特の情緒が得られるでしょう。
 お父さんの相談役として同僚の「山さん」も登場。山さんは同僚とその息子の性教育についてアドバイスしますが、親子が何をしたのか聞かされて顔を赤らめっぱなしです……。

 ノンケ男性しか出てきませんのでご注意ください。

 完全書き下ろし作品。





ここのところ、書き下ろしでは
ちょっとひねくれた内容の小説が多かったので、
今回はストレートなポルノにしてみました。

読んでいただけた方にはわかると思うのですが、
ちょっと前に出回っていたネット上のある書き込み
(本当か作り物かは不明)
をネタにしています。

(某高橋さんにオススメされた……。感謝!)

その元ネタでも登場するのはノンケの父と息子で、
ホモネタではなかったので、
今回のお話の中でもホモネタになっておりません。

ホモネタに変異させないまま、
男同士のエロスな内容に仕上げるのに
ちょっと頭をひねりました。

……って言うほどの内容じゃないですけど。
ホモにせずにそれなりに読める内容にするには
これしか思い浮かばなかったという。


このタイトル『父と息子の性教育』に引っかかるものがある方、
どうぞよろしくお願いします。





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コメント

[C9] いつも、楽しみです。

初めまして、小玉オサムさんの小説、Amazonで読ませていただいています。
エッチなことだけではなく、何か心にじんと余韻が残るものだけで、後、見ていない小説が残り少なくなってきました。
以前に読んだ「おれはバスドライバー」が、今でもとても心に残っています。
個人的な希望ですが、又、Amazonでダウンロードで読みたいと思っています。
ブログの中にお願いをしてすいません。

[C11] Re: いつも、楽しみです。

ムラさま、初めまして。
ありがとうございます!
『おれはバスドライバー』はおそらく雑誌ジーメンに掲載されたものかと思うのですが、
古川書房(ジーメンとSM-Z)で書いた原稿に関しては
いまのところアマゾンで販売する予定はないのです……。
すいません……。

そして古川さまの電子書籍販売はこちらとなります。
http://www.gproject.com/comicnovel/

が、さっき見たかぎり、どこのサイトでも『おれはバスドライバー』配信していない様子……。
僕は目の前にあるものが見えていない場合があるので
絶対にないと言い切る自信はないのですが……。

申し訳ございません。
  • 2015-04-15 20:49
  • osamukodama
  • URL
  • 編集

[C12] ありがとうございます。

わざわざ、お返事ありがとうございます。
小玉さんの小説を読んでいると、共感することもあり、また私の気持ちも特別じゃないんだと思うこともあり、ほっとします。
これからも、小説読ませていただきます。
  • 2015-04-16 20:58
  • ムラ
  • URL
  • 編集

[C13] Re: ありがとうございます。

ありがとうございます! これからもどうぞよろしくお願いします〜。
  • 2015-04-16 21:32
  • osamukodama
  • URL
  • 編集

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プロフィール

osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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