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『弁護士隈吉源三⑩ 理由 中編(全三回)』

アマゾンKindleストアにて配信はじまりました。『弁護士隈吉源三⑩ 理由 中編(全三回)』   ★ ★ ★ 「こいつは利益の相反になる。刑事と容疑者の弁護士なんだ。……今夜は東京に帰るよ」 「なに言ってんだ、もう真夜中だぜ? それにオレが追ってるホンボシは五島だ。所長さんじゃねえよ」 「しかし現に所長は留置されたままだ」 「行きがかり上、そうなってるだけだ。だいたいあんたの運転じゃ戻るのに三時間かかるんだぜ。帰って...

『弁護士隈吉源三⑩ 理由 前編(全三回)

アマゾンKindleストアで配信はじまりました。『弁護士隈吉源三⑩ 理由 前編(全三回)』   ★ ★ ★  ログハウスの前に車を停めると、ドアが開いて吉田警部が出迎えてくれた。 「遅かったな先生。ん、髭はどうした? 剃っちまったのか」 「ここへくる前に床屋に寄ったら、眠ってる間に」 「なんだか若返った感じだな先生、四十代に見えねえぞ」 「俺はまだ三十代だ」 「来月には四十だろが先生」  警部は笑って車から俺の鞄を出...

『ラブホテルパート②』

アマゾンKindleストアで配信はじまりました。『ラブホテルパート②』   ★ ★ ★ 「じゃあこれ、三千円」 「まいど」  わしは金を受け取ってセカンドバックに放り込んだ。今日の客は三人だからあわせて9千円。どいつも近所の顔見知りのオヤジで、小学校からの幼なじみもいる。みんな、ニヤニヤそわそわ、顔を見あわせながら、わしの後について非常階段を上がってくる。  ここはわしの経営するホテルの裏だ。ホテル、といっても...

『ラブホテルパート①』

アマゾンKindleストアで配信はじめました。『ラブホテルパート①』   ★ ★ ★  ピンポン、とチャイムが鳴った。誰か、ホテルの入口に入ったことを知らせるセンサーに反応したのだ。小便の滴を切って事務室に戻ると、すでに券売機で金を払い、鍵を持って入室したらしく、廊下のモニターにも人影はなかった。いちおう確認すると、客は701号室の鍵をとったと機械に記録されていた。 「701か。カメラのある部屋だぞ」  相棒...

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osamukodama

Author:osamukodama
小玉オサム
今は亡き『さぶ』でデビューしてなんと26年目! ゲイ雑誌各誌に小説をのせてもらって四半世紀経ったということ。いつのまにか休刊した雑誌の方がずっと多くなってしまい……。時代……。この間、鏡を見たら耳から盛大に耳毛が飛び出していた! 時代……。

旧ブログ http://kodamaosamu.blog48.fc2.com/
リンク欄にリンク張ってあります。

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